現在の住宅ローン支払い条件での返済が困難になったとき、金融機関に相談して支払い条件を変更してもらうことをリスケジュール(リスケ)といいます。
多くは、期間延長による債務の引き延ばしを行い、月々の返済を減らすか、またはボーナス払いをなくして、支払いを継続していく方法を取ります。
ここで注意しなければならないのが、このリスケジュールによるデメリットです。
大きなデメリットとしては、月々の支払いは減らせたとしても、『トータルの債務が増える』ことがあげられます。何故かというと、元金は減りませんので、支払期間を長くすればそれに対する利息が更にかかりますので、債務全体の額は増えていくことになるからです。
このリスケジュールが有効なのは、一時的な収入減や子供の地方の大学なので仕送りを数年続けなければならないなどのケースです。
収入が改善せず、支出も減らないケースでは、支払期間だけを延ばしても、定年後にまだ住宅ローンの支払いが残る場合は、何れ無理が生じて破綻に追い込まれてしまいます。
現在は、金融円滑化法によるリスケジュールを金融機関で比較的容易に受け付けてくれますが(2013年3月末で終了)、安易な支払い引き延ばしにより将来的に被害が更に拡大していく恐れがあります。
当ネットでもリスケジュールが可能かどうかのカウンセリングを承っておりますので、住宅ローンの支払いが困難になったと感じたら、直ぐにご相談下さい。